Support to Global Environmental Research
目的
 日本をはじめとする先進国は、大量の資源を自然環境から採取し、さまざまな製品やサービスを生産、消費することによって便利で豊かな生活を享受しています。一方、 そうした製品やサービスの生産、消費に付随して大量の排ガス、廃液、固形廃棄物などを発生させ、これらを大気、水、土壌などの自然環境に戻しています。様々な環境 問題は、基本的にはこのような大量の物質フローが、自然環境のもつ資源の再生能力や廃物の浄化能力を大きく超えてしまったことに起因していると言えるでしょう。
 大量の物質フローに特徴づけられた今日の人間社会と環境問題の関わりを分析する上では、自然環境と人間社会の間、および人間社会におけるさまざまな主体間の物質 フローを把握することが不可欠です。本事業は、さまざまな物質フローの推計を行い、データベースとして整備することを目的としています。
概要
マテリアルフロー1版 マテリアルフロー2版 伐採木材マテリアルフロー マテリアルフローデータブック第3版
マテリアルフローデータブック〜日本を取りまく世界の資源のフロー〜 マテリアルフローデータブック〜日本を取り巻く世界の資源のフロー〜第2版 日本における伐採木材のマテリアルフロー・炭素フローデータブック マテリアルフローデータブック〜日本を取りまく世界の資源のフロー〜第3版
 資源の採取にあたっては、経済活動へ実際に投入される量をはるかに上回る量の物質フローが引き起こされます。例えば、石炭を採取すると大量のボタが発生します。 日本は多くの資源を輸入していますが、このような物質フロー(隠れたフローと呼ばれます)は、多くの場合私たちの目の届かない海外で発生しているのです。このよう な背景を踏まえ、資源の貿易という側面から日本の占める位置を再認識し、資源に関連する環境問題を考える上での参考資料として、世界の資源のフローに関するデータ ベースを整備しました。
 中でも日本を取りまく木材のフローは、世界全体の貿易量に占める割合も大きく、日本は大量の木材を消費する国の1つでもあります。このようなことから、木材利用 における資源生産性の向上やリサイクルの推進などを検討する上での基礎情報として、日本経済内の木材のフローを推計しデータベースとして整備しました。近年、炭素 の貯蔵庫としての木材にも関心が寄せられていることから、炭素フローも同時にとりまとめています。
成果
世界の木材資源フロー1998 (1)日本を取りまく世界の資源のフロー
 国連貿易統計から抽出、集計した主要な資源についての貿易量のデータを、地図および数表の形で整備しています。例えば、木材の貿易フローを世界地図上で表すと 右図のようになります。

[CGER-D033-2003]マテリアルフローデータブック〜日本を取りまく世界の資源のフロー〜第2版

(2)日本経済内における木材のフロー
投入産出表  木材の供給、加工、消費、廃棄、再生利用の一連のフローを、左記のような投入産出表および下記のようなフロー図の形で記述し、時系列のデータベースとして整備して います。これらのデータから、木材の用途やリサイクル率の変化、木製品・紙製品としての炭素蓄積量の変化などが概観できます。

[CGER-D034-2004]日本における伐採木材のマテリアルフロー・炭素フローデータブック

マテリアルフロー1960-2000
Updated: November 2, 2006