News Archives [20060727] 2006.07.27
”国立環境研究所夏の大公開(NIES SUMMER OPEN HOUSE 2006)”開催報告
(2006年7月22日開催)

 夏休み最初の土曜日、2006年7月22日(土)に「国立環境研究所夏の大公開」が実施され、過去最多であった昨年を大きく上回る4,941名の方がご来訪されました。地球環境研究センターの企画を行った地球温暖化研究棟1階ギャラリー、会議室も1日多くの方でにぎわいました。

  センターでは、ポスターなどの展示による研究・事業内容の紹介、日常使っているエネルギーと二酸化炭素排出量の大きさを身をもって体験していただく「自転車発電」、こどもたちにも地球環境問題に関心をもってもらうための「ぱらぱらマンガ」や「環境問題かんしん度チェック」などの工作やクイズを企画しました。世界最高水準の高解像度気候モデルにより地球シミュレータで計算された21世紀の気温・降水量予測の動画や、昨年11月に開始した日本航空の定期航空機での温室効果ガス観測で実際に使われている最新鋭の観測装置の展示も行い、多くの方の関心を引いていました。

  今年の新企画「UVかるた選手権」は、センターで今年製作した「太陽と紫外線かるた」の大判を用意し、こどもたちに遊びながら太陽と賢く仲良くつきあう方法を学んでもらいました。「CGアニメで見る大気の流れ」では、センターで開発された流跡線解析システムMETEXのデモンストレーションを行い、通常目では見ることの出来ない空気やその中での粒子の流れを視覚化して見ていただきました。

  この他、地球温暖化研究棟では、「利き水コンテスト」(広報・国際室主催)が行われました。

  会場内では、こどもたちの真剣に遊び学ぶ姿だけでなく、おとなたちによる研究内容についての真剣な議論も各所で見られ、地球温暖化を初めとする地球環境問題に対する関心の高さが感じられました。ご来場くださいました皆様、また実施にあたりご協力をいただいた皆様にこの場を借りて深く感謝を申し上げます。

会場全体 UVかるた大会
自転車発電 温室効果ガス観測の説明
ぱらぱらまんが作成中 METEXのデモンストレーション