News Archives [20060809] 2006.08.09
関西学院大生研修報告
(2006年7月31日〜8月4日)

 平成18年7月31日(月)から8月4日(金)までの一週間、関西学院大総合政策学部総合政策学科久野ゼミ学生の4名が当センターに滞在して研修を行いました。

関西学院大生研修風景  今年の研修内容は、この3月にCGERレポートとして刊行された「国際研究計画・機関情報 第3版」を材料にした、情報源情報整備の実体験でした。
  環境問題に対する社会的要請にこたえるべく内外の研究機関や研究計画は日々更新されるといっても過言ではない昨今、一般に公開して利用される情報源情報は常に内容を見直し、新しくしていく必要があります。
  研修では、研究機関や研究計画、あるいはデータベースの所在地や住所等コンタクトに必要となる情報をチェックするとともに、今年刊行したばかりの第3版に収録されている機関から数機関について、研究概要や他機関との連携、一般に入手可能な資料やデータ等の情報に更新すべき箇所がないか、英文のホームページと照らし合わせて検討していきました。
  また、今年からの中期5年計画の内容を、既収録のNIESやCGERの記述に反映させるにはどう変更するのが適切か、パンフレットや現行のホームページを資料に全員で討議し、追記すべき内容をまとめていくなど、内容にも踏み込んだ検討を行いました。毎年、当研究所や当センターについて、研究者がレクチャーしていますが、実際、人に紹介する記事を自分たちで作成してみることで一層理解が深まったものと思います。

 研修3日目には、恒例となった"野外調理実習"で、夜に行われたBBQパーティの裏方の作業も行いました。BBQには研究所で働く多数の方々の参加を得、さまざまな分野の研究者との交流を深めることができました。

 本研修は、今年で10回目、文科系の現役の学生と、殆どが自然科学系出身の当センタースタッフとの間の、互いに普段は余り体験することのない貴重な交流の場となっています。研修を通して得られた体験が双方での今後を豊かにするものに、研修者にとっては自然科学系の地球環境研究が少しでも身近に、スタッフにとってはよりわかりやすい情報発信の礎になればと祈念しています。(MK記)