News Archives [20010806]
地球温暖化と湿地保全に関する国際ワークショップのお知らせ

 国立環境研究所では、「地球温暖化と湿地保全に関する国際ワークショップ」を開催いたします。 多くの方のご参加をお待ちしております。

開催の趣旨:
 地球温暖化問題と湿地をはじめとする自然環境の保全は、科学的にも社会的にもこれまで別個に論じられてきました。しかしながら、近年、 様々な研究や各地で顕在化する現象により、両者の緊密な関係が明らかになりつつあります。地球温暖化防止条約と湿地保全を目的としたラ ムサール条約の両国際条約間においても、国際レベルでインターリンケージ(連携)の模索がされ始めています。
 例えば、地球温暖化が進むと、海面水位の上昇、水循環の変化、地域気象の変化等が湿地に直接間接の影響を及ぼすと予想され、その結果生 態系への影響のみならず、二酸化炭素やメタンの発生を増加させるおそれもあります。これに対し、湿地は気象変化を緩和する機能を持つと  同時に、保水や二酸化炭素貯蔵の機能を有しています。
本ワークショップでは、これまで別個に論じられてきた「地球温暖化」と「湿地保全」について、国内外の専門家を招いて講演及び討論を行い、 双方の視点から密接に相関する両者の問題を明確にし、「地球温暖化」と「湿地保全」に共通する国際的な対応、対策、保全の促進に資するた めに、両分野の専門家による世界で初めての機会を設けるものです。
 開催地の釧路市は日本を代表する湿地である釧路湿原を背後に擁し、湿地と地域社会との共存を図ったまちづくりを進めているとともに、地 域産の代替エネルギー開発にも積極的に取り組んできていることから、地球温暖化と釧路湿原の関わり、さらには暮らしや産業との関わりを考 えることをテーマとした市民参加シンポジウムを釧路市により併催し、多くの方々に地球温暖化を身近な環境問題として感じてもらうこともね らいとしています。
プログラム及び参加申し込み書については、こちらのPDF formatをご覧ください。

開催時期2001年9月20日(木)〜21日(金)
開催地釧路市 観光国際交流センター ホールA (住所:釧路市幸町3-3)
主  催国立環境研究所
共  催釧路国際ウエットランドセンター、国際湿地保全連合日本委員会
後援(予定)釧路市、環境省、農林水産省、国土交通省北海道開発局、北海道、北海道環境財団
参 加 費ワークショップ(1日目及び2日目)、市民シンポジウム…無料
レセプション…3千円(当日お支払いください)
参加申込みワークショップ(1日目及び2日目)、レセプション、 市民シンポジウムへの各参加希望の方は別紙の申込書により、FAXまたはEメールにて別紙事務局(国際湿地保全連合日本委員会) にお申し込みください。ワークショップ、市民シンポジウムの参加費は無料ですが、20日18時から釧路プリンスホテル にて開催する歓迎レセプションのみ会費として3千円をご負担していただきたく存じます。(当日、受付でお願いします。)  申込み多数の場合、会場定員に達した時点で申込みを締め切らせていただきますので、あらかじめ御了承ください。
なお、旅行手配、宿泊等につきましては、ご自身で手配していただきますようお願いいたします。ご参考までに釧路観光協会の連絡先を 付記いたします。ご旅行計画の一助となれば幸いです。
TEL:0154-31-1993
事 務 局 国際湿地保全連合日本委員会(担当:松井・佐々木)
〒160-0023
東京都新宿区西新宿8−5−3 アクセス西新宿402号
TEL:03−5332−3362
FAX:03−5332−3364
主催者連絡先 国立環境研究所地球環境研究センター(担当:井上、高田)
〒305-8506
茨城県つくば市小野川16−2
TEL:0298−50−2349
FAX:0298−50−2645
地元連絡先 釧路市環境政策課(担当:木村)
〒085-8505
北海道釧路市黒金町7丁目5番地
TEL:0154−23−5151
FAX:0154−23−4651