全球データセット情報

標高データセット

 標高は吸収源活動の活動範囲、植生・森林の生育環境に大きな影響を及ぼすパラメータとなります。ここでは、全球を対象とした代表的なデジタル標高データセットを紹介します。

SRTMデータ
GTOPO 30


SRTMデータ

      SRTM標高データセットは、スペースシャトルに搭載された合成開口レーダのインタフェロメトリーデータにより作成された標高データであり、全休の80%をカバーする(北緯60度~南緯56度の範囲)高分解能の標高データセットです。同データセットは、NASA/JPL、NGAおよびUSGSにより開発されたものであり、USGS、JPL、メリーランド大学等によりデータセットが提供されています。

  USGSにて提供しているSRTM DTEDは、USGSにおいて全球データセットとしては3秒(3 arc second:約90m)グリットで提供されていますが、米国内については1秒(1 arc second:約30m)で提供されています。一方、メリーランド大学においてもUSGSとは異なるデータセットとして、3 arc second 、1 arc secondに加えて1kmグリットのデータが提供されています。

  現在、SRTMデータは、下記の各サイトにて提供されていますが、提供形態、フォーマットはそれぞれ異なっています。
  • USGSシームレスデータ提供システム(http://seamless.usgs.gov/)
     Webマップの利用により、任意の場所を切り出したデータセットを入手することが出来ます。フォーマット形式は、ArcGRIDフォーマット(.arc)となります。
  • NASA/JPL SRTMホームページ (http://www2.jpl.nasa.gov/srtm/)
     FTPにより、1度×1度のタイル状でデータを提供しています。フォーマット形式は、SRTM DEMフォーマット(.hgt)となります。
  • メリーランド大学 SRTMホームページ(http://glcf.umiacs.umd.edu/data/srtm/index.shtml)
     Webマップによる選択もしくはFTPによりデータを提供しています。フォーマット形式はGEOTIFFとフォーマット(.tif)となります。

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GTOPO 30
  GTOPO30は、全球を30秒メッシュ(約1km)にて整備した標高データである。本データセットは、USGS EROS Data Center(EDC)が世界の関係機関と協力して作成したものであり、データは33個の領域でタイル状に分割して提供されています。本データセットは1996年に完成したものであり、SRTMよりも古いデータセットとなります。

 本データセットの詳細な情報、データの入手方法は以下をご参照ください。
 (http://edcdaac.usgs.gov/dataproducts.asp)

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