Support to Global Environmental Research
目的
 アジア地域は近年の急激な経済の成長に伴い、エネルギー消費量が急激に増大しています。それに伴い、硫黄酸化物や窒素酸化物などの大気汚染物質の 排出量も増加しています。これらの物質は各国内において健康被害や環境被害を引き起こすだけでなく、長距離越境被害も懸念されています。
 被害を未然に防止するためには、現状把握を行うとともに、将来予測、対策立案を行う必要があります。大気汚染物質の排出構造を解析するために、 地域毎の大気汚染物質排出インベントリー(排出目録)を作成しています。
概要
 大気汚染物質排出量の推計は、汚染物質の排出に関する様々な情報をもとに行われています。まず、汚染物質の排出の原因となる人為的活動について、 どのようなエネルギー源、エネルギー技術、排出削減技術が用いられているかを調査します。エネルギー消費と関連性がある社会経済の指標(人口、工業 生産額、就業者数)なども排出量の推計には欠かすことができません。このような様々な情報に基づいて推計した排出量を用いて、汚染物質の排出構造を 解析しています。
成果
 現在、中国、インド、タイを対象として、地域別、部門別排出量別に1995年、2000年の排出インベントリーを作成するとともに、データの表示、利用のた めに地理情報システム(GIS)を開発しています。図は各国の2000年の二酸化炭素の排出量の算定例です。

●2000年における二酸化硫黄排出量(SO2


●2000年における二酸化炭素排出量(CO2


データ公開
Updated: August 20, 2007