CGER-I163-2023_計算で挑む環境研究
100/140

専門は気象学、大気化学、計算科学など広い意味での大気科学。大気微量成分の化学反応や輸送などの数値シミュレーションを行い、オゾン層や大気汚染、排出量推定などの研究を進める。のスパコン(SX-8)では半年近くかかっていた計算が、1世代前のスパコン(SX-ACE)では13日間、現在のスパコン(SX-Aurora)では9日間と飛躍的に性能が向上してきました。今後も計算機性能が向上していけば、CCMを高分解能にしていくことや初期値を変えた複数の実験(アンサンブル実験)を行うこと、より複雑で実際の地球に近いモデル(地球システムモデル)での実験なども可能になっていくものと思います。※地球環境研究センターニュース2022年3月号掲載山下 陽介 Yamashita Yousuke地球システム領域地球環境データ統合解析推進室 主任研究員

元のページ  ../index.html#100

このブックを見る