CGER-I163-2023_計算で挑む環境研究
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インタビュー【聞き手】地球環境研究センターニュース編集局江守 正多(地球システム領域 副領域長)  ゴードン・ベル賞※1は、計算機の専門家以外にはあまり知られておらず、一般の読者にとってなじみがあるものではありません。しかし、スーパーコンピュータを使った研究は、気候研究をはじめとして、今後ますます重要になるはずです。 今回は、スーパーコンピュータ「富岳」(図1)を使った気象計算※2によって、2020年のゴードン・ベル賞のファイナリストに選ばれた八代尚主任研究員(スーパーコンピュータ「富岳」を利用した、史上最大規模の気象計算を実現-スパコン×シミュレーション×データ科学の協働が切り開く未来の気象予報- https://www.nies.go.jp/whatsnew/20201120/20201120.html を参照)に、その研究についてお聞きしました。 今回は、スーパーコンピュータについては素人のインタビュアーである編集局の中の人の心の声を( )に入れた色文字で記しています。◀︎お話をうかがった八代尚衛星観測研究室主任研究員。  ※このインタビューは2021年5月11日に行われました。 (記載されている役職はインタビュー当時のものです。)スーパーコンピュータ「富岳」の性能を最大限に活かす方法を探る2020年ゴードン�ベル賞ノミネートの八代主任研究員に聞く

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