※1 ゴードン・ベル賞は、1987年に創設され、国際的な計算機科学の学会ACM（Association for Computing Machinery：計算機協会）によって、科学や工学の具体的、実際的、かつ、大規模な数値計算を、最高速で実現した研究に対して与えられる賞です。世界最速のコンピュータシステムを定期的にランク付けし評価するTOP500や、電力効率のよい高性能計算の実現を評価するGreen500などと並んで、専門家の間で重要視される賞の一つでもあります。その名称は、アメリカ合衆国の計算機工学者、著名なコンピュータ技術者であるChester Gordon Bell (1934 - )に由来しており、毎年スーパーコンピューティング会議（Supercomputing Conference: SC）で発表されています。https://supercomputing.org/ https://dl.acm.org/conference/sc※2 2020年のゴードン・ベル賞にノミネートされたのは次の論文です。 H. Yashiro, K. Terasaki, Y. Kawai, S. Kudo, T. Miyoshi, T. Imamura, K. Minami, H. Inoue, T. Nishiki, T. Saji, M. Satoh, and H. Tomita, “A 1024-Member Ensemble Data Assimilation with 3.5-Km Mesh Global Weather Simulations,” in SC20: International Conference for High Performance Computing, Networking, Storage and Analysis (SC), Atlanta, GA, US, 2020 pp. 1-10. https://doi.org/10.1109/SC41405.2020.00005図1：スーパーコンピュータ「富岳」の写真。「富岳」は、理化学研究所と富士通が2014年から開発を進めてきたもので2021年3月に完成しました。スーパーコンピュータ「京」の後継機です。
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