CGER-I163-2023_計算で挑む環境研究
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図2:グラフは標準偏差の例を示しています。標準偏差はデータのばらつきの度合いを示す値です。標準偏差を求めるには、それぞれの数値と平均値の差の2乗平均の正の平方根をとります。平均が同じであっても、ここに示した図のように一つの「山」の形がクリアに出てその幅が狭いとき(赤で示された範囲)と、そうでないとき(青で示された範囲)があります。図3:正規分布の例を示すグラフです。母集団から抽出された標本の数が十分に多い場合標本平均の分布は「左右対称」「平均の観測データが生じる確率が最も大きい」「平均から離れるほど確率が小さくなる」という特徴をもちます。そして、自然現象や社会現象にはこの正規分布に従うものが多いとされています。

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