CGER-I163-2023_計算で挑む環境研究
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編集局:より速い計算ができれば、研究を多方面に広げられる、ということ八代:はい。今、計算性能が足りないという理由でできていないことを、もっと計算機の性能を上げてやりたいと考えているわけですが、最近の計算機は、計算性能が上がったといっても、それを全部使いきれるかどうかはあやしいんです。新しい計算機を買ってきたから、もっとたくさんいろいろなことができるということがイコールではない時代に入っている。編集局:それが今、非常に重要だとい八代:みなさんがあまりやっていない編集局:江守さん、あまりやっていな江守:まあ、そうですね。多くの研究者は、研究した結果の中身のことをなったときに、結局たくさん計算しないといけなくなるわけですよね。1個の計算をより速く計算できるようになれば、できることが広がる。でしょうか。 今回みたいな仕事は、その間をつなぐところといえるのではないかと思います。計算機がどんどん速くなる、その性能を使いきれるように、シミュレーションモデル側、データ同化システム側も、いろいろな改良を加えていく。そういったことをやる必要がある、と。うことですね。から重要なのですよ。いというのは本当なのですか。(いろいろな研究をよくご存じの江守副領域長にもお聞きしてみました。)江守正多地球システム領域副領域長には、インタビュー中何度も助けていただきました。

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