CGER-I163-2023_計算で挑む環境研究
47/140

専門は水文生態学。日本を含むアジア地域から全球までの様々なスケールの流域を対象にして水�熱�物質循環プロセスの解明及び生態系へ及ぼす影響評価の研究を進めている。 さらに、NICE-BGCは、炭素循環のホットスポット検出や早期検出システム構築に加えて、もっと広い視野から持続可能な開発目標(SDGs)を達成する基盤となると考えられ、地域レベルとグローバルな観点を融合する必要があります(図1)。急激な地球環境変化が地球上の生態系に及ぼす影響およびその適応策のモデル化とともに、このような人間系と自然系の関連性に関する学際的なプラットフォーム構築はその土台となるのです。※地球環境研究センターニュース2020年3月号掲載中山 忠暢 Nakayama Tadanobu地球環境研究センター物質循環モデリング・解析研究室 主任研究員現職:地域環境保全領域環境管理技術研究室 主幹研究員

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る