CGER-I163-2023_計算で挑む環境研究
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GWWReGRivsDesAquedeebawenernoNReNRGWl ificepsnu&GRLALA1CNA162ALAWNAWNA154CNAENACAM57CAMGLB3616AMZ64UnspecfdSSA69RenewableNEU157NEUGRL2MED206ENA157MEDSAHWAFSAH45WAF18EAFAMZSAF35SAFSSAMean annual water withdrawal 10.00.1CAS386TIB154NAS33NASCASTIBEAS824EASSEA185SASSAS850SEAAUSEAF281.010.0100.01000.0AUS29を経て形成された地下水で使うと減っていってしまうもの)のいずれから行われているか、推定できるようにしました。 例えば、地下水の場合、地下水の流れと井戸からの汲み上げを簡単に表現する機能をH08に加えました。雨水は地中を通って地下水を形成し(涵養といいます)、地下水はゆっくりと川へと流れ出します(基底流出といいます)。涵養量と基底流出量が釣り合っていれば、形成された地下水は持続的に取水可能です。ところが、涵養量を上回るほど井戸から汲み上げれば、地下水はどんどん減っていくことになります。これが世界の各地で報告・懸念されている地下水位の低下と地下水の枯渇問題です。こうした自然の水循環と人間の水利用との間の相互作用が、H08という一つのコンピュータプログラムで計算できるようになりました。この機能により、シミュレーション期間中、あらゆる場所・時間・形態の水のフローとストックを追跡することができます。 1979年から2013年までの世界のシミュレーションを実施し、7つの水源からの取水量を世界の地域別に推定した結果が図1です。例えば、日本のあるアジア東部(EAS)の円は青が多く、河川水を主な水源としていることがわかります。一方、北米中央部(CNA)の円は全体の約半分が赤とマゼンタで、図1:地域別の水源。世界地図の陰影は年間平均総取水量。地域区分はGiorgi and Francisco(2000)に従いました。地域ごとの各水源の内訳は、内側の円で示されています。再生可能な地下水はマゼンタ、河川水は青色、導水はシアン、貯水池は緑、海水淡水化は黄色、その他の表流水は灰色、再生不可能な地下水は赤。外側の弧は、集約された情報を示しており、赤、青、および黒の弧は、それぞれ地下水、再生可能水、および再生不可能な水を指しています。円内の数字は、地域の総取水量を示しています。単位はkm3/年。

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