2026年4月発行

「地球システム領域」の紹介

  • 川尻麻美(地球システム領域研究支援係)

国立環境研究所における地球システム領域の概要

国立環境研究所は茨城県つくば市にある、様々な環境問題について幅広い研究を行う公的研究機関です。2026年4月から、国立環境研究所は新しい中長期計画に沿って事業を進めます。

※中長期計画の詳細は以下をご参照ください。
https://www.nies.go.jp/about/disclosure/operation/chukikeikaku/chuki6.pdf

地球システム領域とは、国立環境研究所の研究を行う部門の一つで、「地球表層システムの理解と持続可能な地球環境の実現に貢献する研究」を行っています。つまり、私たちが住む地球の表面近く(大気、海洋、陸域)の環境を守って、長く続けられる人間社会を築くため、専門家が集結して研究を行っているのです。また、研究の基盤となる地球環境に関するデータ(例えば、大気中の二酸化炭素濃度)を提供するために様々な場所や様々な方法で継続的な観測(モニタリング)を実施しています。長期間、高い精度で、時には観測方法を見直しながらモニタリングを実施することで、信頼できるデータを広く提供し続けることも重要なミッションです。

情報発信について

国民のみなさまに研究活動や成果をお伝えするのも大切な仕事です。例えば、2025年10月25日に開催しました「はっけん!ぼうけん!こっかんけん! 国立環境研究所一般公開2025」では2,135名の方々にお越しいただきました。地球システム領域では、「実験室潜入!~地球環境モニタリング~」「海はCO2を吸収する?海水酸性化実験」「未来の気候のルーレット?君が予測しよう!」と題するイベントを行いました。また、2025年6月29日に打ち上げた温室効果ガス・水循環観測技術衛星(Global Observing SATellite for Greenhouse gases and Water cycle:GOSAT-GW)に関する展示を行いました。これらの企画を通して地球システム領域の研究内容をご説明しました。2026年度の一般公開も、みなさまぜひ足をお運びください。海水酸性化実験については、いろいろなイベントで行う予定ですので、ご参加いただけますと幸いです。

「実験室潜入!~地球環境モニタリング~」で参加者が町田特命研究員(左)と吉田高度技能専門員(右)のレクチャーのもと、観測機器の操作をしています。イベントの様子を三枝理事(中央後方)も見守っています。
写真:「実験室潜入!~地球環境モニタリング~」で参加者が町田特命研究員(左)と吉田高度技能専門員(右)のレクチャーのもと、観測機器の操作をしています。イベントの様子を三枝理事(中央後方)も見守っています。
「海はCO2を吸収する?海水酸性化実験」で高尾主任研究員(左)の説明を聞く参加者。参加者全員に海水と指示薬の入った小瓶が配布されます。
写真:「海はCO2を吸収する?海水酸性化実験」で高尾主任研究員(左)の説明を聞く参加者。参加者全員に海水と指示薬の入った小瓶が配布されます。
「未来の気候のルーレット?君が予測しよう!」で塩竈室長(左)と小倉室長(右)が見守る中、参加者がルーレットに向かってボールを投げているところ。
写真:「未来の気候のルーレット?君が予測しよう!」で塩竈室長(左)と小倉室長(右)が見守る中、参加者がルーレットに向かってボールを投げているところ。
藤縄主任研究員(右)がGOSATシリーズ(※)について説明している様子。
写真:藤縄主任研究員(右)がGOSATシリーズ(※)について説明している様子。
※GOSATシリーズとは、気候変動に関する科学の発展への貢献と気候変動政策への貢献をミッション目的とした衛星シリーズ。現在運用中のGOSAT(2009年打上)、GOSAT-2(2018年打上)およびGOSAT-GW(2025年打上)で構成。(引用:環境省「温室効果ガス観測技術衛星GOSATシリーズによる地球観測」https://www.env.go.jp/earth/ondanka/gosat.html

施設見学

地球システム領域の見学も受け付けております。お申込み方法などは以下URLをご確認ください。
https://www.nies.go.jp/pr/visit/index.html

おわりに

最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
地球システム領域はこれからも研究活動や成果を発信してまいります。
今後とも、地球システム領域の業務にご理解・ご協力いただけますと幸いです。

参考情報

本記事作成にあたり参考としました。ぜひご覧ください。

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