吸収源関連モデルの情報

FULLCAM

■ モデル概要

 豪州における温暖化対策機関である、AGO(Australian Greenhouse Office)が開発した、統合型の炭素吸収量評価モデルである。豪州では、国レベルの土地利用・被覆変化に伴う炭素収支の計算システムとして全国炭素会計システム(NCAS)を構築しており、同モデルを採用している。

 同システムは、豪州全土における温室効果ガスインベントリ作成、土地利用・被覆における炭素排出・吸収量の算定基準として利用されるが、京都議定書も考慮してシステムの設計が行われている。また、排出権取引交渉の一助とすることも目的としており、国際的目標達成への進捗状況を評価する際の基盤システムとしても利用を想定している。

 土地開拓

  • 区域、値段、開拓の速度及び方法

 土地利用/管理

  • 開拓後の土地利用/管理体制の影響

 生物資源

  • 地上・地下での伐採林および立木の成長率、バイオマスの蓄積、炭素含有量
  • 伐採林の腐朽と残骸
  • 木製品の使用と腐朽サイクル

 土壌の炭素

  • 土地利用が土壌の炭素含有量と腐朽率に及ぼす影響

(▲このページのTOPへ戻る

■ リンク先

・ National Carbon Accounting System (http://www.greenhouse.gov.au/ncas/)

(▲このページのTOPへ戻る

Copyright(C) Center for Global Environmental Research.