サマー・サイエンスキャンプ2010「私たちのくらしが湖に与える影響とは」実施報告

本年のサイエンスキャンプでは、陸水モニタリング(霞ヶ浦・摩周湖)実施担当者らと協力し、霞ヶ浦での船上実習とつくば(研究所内)における霞ヶ浦の水質分析やプランクトン調査を行いました。

船上実習は、国立環境研究所の調査船「NIES’94」を使う予定でしたが、当日(7月29日)は強風のため、運航を断念せざるを得ませんでした。 そのかわり、霞ヶ浦遊覧船を所有する会社のご好意により、遊覧船上で採水作業等の見学を行うことができました。

水質分析では、霞ヶ浦の2地点で採取された湖水に含まれる栄養塩(窒素、リンなど)の濃度を求め、プランクトン調査では、動植物プランクトンの種類と個体数を計測しました。

最終日(30日)には、2グループに分かれて各種の調査結果をまとめたポスターを作成し、講師の前で発表を行いました。 かつてご自身も霞ヶ浦の調査に参加したことのある大垣理事長とともに自分たちのポスターの前で記念撮影を行い、無事に帰宅の途に着きました。

サマー・サイエンスキャンプ2010 image バスで湖岸帯を見学。湖岸に多い植物について学ぶ

サマー・サイエンスキャンプ2010 image 遊覧船上での実習。強風により濁った湖水の中で、透明度板はあっという間に見えなくなる

サマー・サイエンスキャンプ2010 image 強風の中、遊覧船上で採水作業を見つめる参加者たち

夏サマー・サイエンスキャンプ2010 image 実際に自分たちで霞ヶ浦の湖水についてパックテストを行い、栄養塩の濃度を求めた

サマー・サイエンスキャンプ2010 image プランクトンの個体数を数える参加者

サマー・サイエンスキャンプ2010 image 3日間の成果をまとめたプレゼンテーション用ポスターを前に、霞ヶ浦調査の先輩である大垣理事長と

サマー・サイエンスキャンプ2010 image いい発表ができました。お疲れさま!