CGER Reports [CGER-D031-2002] 2007. 5.15

産業連関表による環境負荷原単位データブック(3EID)

—LCAのインベントリデータとして—

表紙ime-ji
データブックの閲覧とダウンロード
PDF: 4.3MB
正誤表
第1刷,第2刷の14ページ11行目)
2,034kl --> 203万kl

 
内容 (英語および日本語で記述)

 国立環境研究所では,CO2排出構造の分析やライフサイクルインベン トリ分析に関する研究を実施する過程で作成された1975年から1990年のデータを 「産業連関表による二酸化炭素排出原単位」としてとりまとめ, 1997年3月に地球環境研究センターからこれを刊行した。その後,国立環境研究所と京都大学大学院エネルギー科学研究科とが共同して,ライフサイ クルアセスメント(LCA)のケーススタディへの応用,窒素酸化物(NOx),硫黄酸化物(SOx)排出量への拡張,推計方法の改善等に取り組んできた。 1999年5月に,「平成7年(1995年)産業連関表」が公表されたことを受け,推計手法の見直しなどを図り,新たに平成7年版のエネルギー消費 およびCO2排出原単位を作成し,2000年4月に「エネルギー・二酸化炭素排出原単位'95(β版)」と題し,京都大学大学院エネルギー科学研究科のホームページ上にて仮公開した。公開後,利用者に対して実施したアンケート調査の結果や,寄せられた多くの質問や意見を踏まえ,データベースとしての質の向上に努めてきた。 

 この度,エネルギー消費量,CO2排出量に加え,代表的な大気汚染物質であるNOx,SOxおよび浮遊粒子状物質を対象とした産業連関表による環境負荷原単位を整備し,電子媒体(CD-ROM)付きのデータブック「産業連関表による環境負荷原単位データブック-LCAのインベントリデータとして-」をとりまとめた。β版からの主な改良点としては,大気汚染物質が追加されただけでなく,原燃料消費量の推計手法のほか,発熱量,CO2排出係数の変更などがあげられる。これと併せて,「平成2年(1990年)産業連関表」による原単位を同じ手法により再計算し,両者の比較が行えるようにしている。 原単位の推計過程は可能な限り利用者に公開し,データ作成の透明性を重視している。

 本データをLCAのインベントリデータとしての利用のみならず,エネルギー・経済・環境問題(3E)の解決に資する指標(InDex)の一つとして,さまざまな場面で活用いただければ幸いである。


目次

はじめに

第1章 総説

      1.1 産業連関表の環境分析における利用
      1.2 LCAのインベントリ分析における産業連関表の利用
      1.3 産業連関分析による環境負荷原単位の算出方法

第2章 部門別原燃料消費量の推計

      2.1 環境負荷原単位の算出プロセスの概要
      2.2 部門統合
      2.3 石炭系燃料消費量の推計
      2.4 石油系燃料消費量の推計
      2.5 天然ガス系燃料消費量の推計
      2.6 その他の原燃料消費量の推計

第3章 直接エネルギー消費・大気環境負荷量の推計

      3.1 負荷寄与率の設定
      3.2 エネルギー消費量の推計
      3.3 CO2排出量の推計
      3.4 固定発生源からのNOx,SOx,SPM排出量の推計
      3.5 移動発生源からのNOx,SOx,SPM排出量の推計

第4章 部門別環境負荷量と原単位

      4.1 部門別エネルギー消費と大気環境負荷量
      4.2 エネルギー消費量の推計における技術的課題
      4.3 環境負荷原単位表

第5章 データファイルの構成

      5.1 データCD-ROMの起動
      5.2 データファイル名とディレクトリ構成
      5.3 原単位データファイル(生産者価格)の構成
      5.4 内訳データファイルの構成
      5.5 原単位データファイル(購入者価格)の構成
      5.6 付録ファイル

謝辞

参考文献

データCD-ROM添付