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国⽴環境研究所 気候危機対応研究イニシアティブ ウェビナー開催ご案内
「気候変動シナリオについて世界では今何が議論されているか? -Scenarios Forum 2022報告」

●日時:9月12日(月)15:00-17:00
●登録はこちらから↓
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_TpIFUHs6SnmgXEDwNUHuPg

※定員500名とさせて頂きます。
※登録された方に、当日のzoomのURLをお知らせします。

【概要】

気候変動に関わる将来を議論する際に、社会経済・排出・気候・影響等の複数の道筋を描いた「シナリオ」が用いられます。IPCC報告書に登場するような一連の気候変動シナリオは、今や専門家のみならず、国際交渉に携わる行政担当者、緩和・適応推進に取り組む自治体担当者、TCFD対応等を背景に移行リスク・物理リスクの分析が求められる企業の担当者、気候変動を報道するメディアなどにとっても理解することが必須なツールとなってきています。
本年6月20~22日に国際応用システム分析研究所(オーストリア)で開催されたScenarios Forum 2022では、社会経済・排出シナリオの開発や、それらのシナリオを前提とした気候予測や気候影響評価に取り組んできた500名以上の研究者らが出席し、最新の研究動向の共有、分野連携の模索、研究ニーズやシナリオ開発・応用の方向性の議論が行われました。
本ウェビナーではまず会議の参加者が、それぞれの専門分野の視点から、会議の論点や注目すべき最新研究について6件の紹介をします。さらに、質疑・総合討論の時間を設け、ウェビナー参加者も交えた議論を行います。

【プログラム】

(1) 主催者挨拶
江守 正多(東京大学 未来ビジョン研究センター 教授 / 国立環境研究所 地球システム領域 上級主席研究員)
(2) スピーカーより話題提供(各15分程度)
- Scenarios Forum2022の背景と概要
 (高橋 潔 国立環境研究所 社会システム領域 副領域長)
- 統合評価モデル及び気候緩和策分析に関連するシナリオ研究
 (藤森 真一郎 京都大学大学院 工学研究科 准教授)
- 地球システムモデルを用いたシナリオ研究への貢献
 (立入 郁 海洋研究開発機構 地球環境部門 主任研究員 / 国立環境研究所 地球システム領域 主任研究員)
- 気候影響統合評価とシナリオ研究
 (高倉 潤也 国立環境研究所 社会システム領域 主任研究員)
- 社会科学の視点からみた気候シナリオ研究
 (朝山 慎一郎 国立環境研究所 社会システム領域 主任研究員)
- 気候変動研究の進展:人間‐地球相互作用、海洋、脱炭素
 (XIA Shujuan 国立環境研究所 社会システム領域 特別研究員)
(3) ディスカッション(30分程度)
進行 江守 正多(前掲)

ご関心のある方はぜひご登録の上、ご参加ください。

お問い合わせ:
国立環境研究所 気候危機対応研究イニシアティブ
事務局 初塚真己
Mail:hatsuzuka.maki@cgernies.go.jp