日本学術会議公開シンポジウム「Future Earth時代における地球表層システム科学と防災・減災研究」を開催しました
8月7日、日本学術会議講堂において、日本学術会議環境学委員会・地球惑星科学委員会合同FE・WCRP合同分科会、及びフューチャー・アースの推進と連携に関する委員会の主催(後援:国立環境研究所など)による公開シンポジウム「Future Earth時代における地球表層システム科学と防災・減災研究」が開催されました。
シンポジウムの第1部では、FEおよびそれを支える主な国際プロジェクト(Global Research Project: GRP)の現状を紹介すると同時に、知と実践のネットワーク(Knowledge-Action Networks: KAN)との連携について議論しました。第2部では、アジア域に焦点を当て、進行する温暖化に伴う気候変動を背景として、深刻化しつつある異常気象、とりわけ豪雨災害や水害などに関する最新の知見、並びに 防災・減災へ向けての取り組みの現状を共有しました。公開シンポジウムには120名ほどが参加し、研究者と活発な議論が行われました。
詳細は、後日、地球環境研究センターニュースで紹介します。
講演資料
Future Earth—GRPおよびKANによる統合的成果を目指して(4.8 MB)
春日 文子(日本学術会議連携会員、FE国際本部事務局日本ハブ事務局長、国立研究開発法人国立環境研究所特任フェロー)
IGACに関する日本主導の研究(1.4 MB)
谷本 浩志(日本学術会議特任連携会員、国立研究開発法人国立環境研究所地球環境研究センター室長)
iLEAPSに関する日本主導の研究(3.3 MB)
檜山 哲哉(名古屋大学宇宙地球環境研究所教授)
SOLASに関する日本主導の研究(1.9 MB)
宮崎 雄三(北海道大学低温科学研究所助教)
GLPに関する日本主導の研究(2.1 MB)
柴田 英昭(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授)
GRPsとKANs及び国とFE地域センターとの連携(3.2 MB)
谷口 真人(日本学術会議連携会員、総合地球環境学研究所副所長)
変動する大気海洋と異常気象(5.0 MB)
中村 尚(日本学術会議第三部会員、東京大学先端科学技術研究センター教授)
衛星観測を用いた豪雨形成機構の新たな理解(3.7 MB)
高薮 縁(日本学術会議連携会員、東京大学大気海洋研究所教授)
気候と社会の変化による風水害の激甚化を乗り越えるために(7.6 MB)
小池 俊雄(日本学術会議第三部会員、国立研究開発法人土木研究所水災害・リスクマネジメント国際センターセンター長)
気候変動による河川洪水の変化(2.3 MB)
平林 由希子(芝浦工業大学工学部教授)
適応策としての浄水技術の新展開(1.7 MB)
小熊 久美子(東京大学大学院工学系研究科准教授)
気候変動影響、適応策と持続可能な開発(2.7 MB)
沖 大幹(日本学術会議連携会員、東京大学未来ビジョン研究センター教授、国連大学上級副学長)
地球科学と大気科学の100年史から見た現代的課題(2.2 MB)
中島 映至(日本学術会議連携会員、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター参与)