
富士北麓フラックス観測サイトから見た富士山
2012年4月号 [Vol.23 No.1] 通巻第257号
気候変動と食料生産の将来予測に向けて
地球温暖化による全球的な気温上昇が進行することにより、今後、異常気象が頻発する可能性が指摘されている。異常気象の頻発は、気象条件に左右されやすい、穀物の生産量に大きな影響を及ぼす可能性がある。一方で、経済のグローバリゼーションが進むことにより、穀物生産の増減は世界規模での食料供給量を変動させることを通して、多くの人々に影響を与える可能性がある。 …
水循環解明のためのリモートセンシングの有効活用に向けて
2012年2月19日〜22日にかけて、アメリカ・ハワイで陸域水循環のリモートセンシングに関するアメリカ地球物理学連合チャップマン会議が開催された。今後新たに始まるさまざまな衛星ミッションでよりクリアな水圏の映像が得られると予想され、現段階で水文学的にリモートセンシングの総合化を行い、これからの水循環研究への対策を立てることが急務である。 …
長期観測を支える主人公たち—測器と観測法の紹介— [1] 渦相関法
渦相関法(乱流変動法とも呼ぶ)は大気乱流理論に基づいて地表に近い大気の中の物質や熱エネルギーの輸送量を評価する手法で、陸域生態系が吸収・放出する二酸化炭素量を群落スケールで定量する際に用いられる標準的な観測アプローチです。地表に近い大気の中では風や気温、湿度などはさまざまな大きさ・時間スケールの乱流渦により時間的に変動しています。 …




