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地球温暖化の防止を目的として、空間的(日本・アジア・世界)、時間的(短期及び長期)、社会的(技術・経済・制度)側面から、中長期的な排出削減目標達成のための対策の同定とその実現可能性を評価するビジョン・シナリオの作成、国際交渉過程や国際制度に関する国際政策分析、及び温暖化対策の費用・効果の定量的評価を行い、温暖化対策を統合的に評価する。
2050年に日本の温室効果ガス排出量の60から80%の削減(1990年比)を実現する日本のビジョンを作成するとともに、世界主要国のビジョンを集約した世界の温室効果ガス大幅削減策を検討する。日本の脱温暖化ビジョンの作成は、日本の科学者約60名と協力して行っている。
2013年以降の気候変動問題に関する国際制度に関して、①将来いかなる制度であるべきか、②いかなる過程を経て、あるべき制度に至るのか、の2つのアプローチから、気候変動問題に対する今後の国際協力のあり方に関して包括的な研究を行う。
京都議定書の目標達成や、2013年以降の枠組の構築を目指した議論や、政策決定を支援することを目的として、温暖化対策の効果と費用を定量的に評価する。また、アジア主要国(中国・インド・タイなど)との共同研究により、長期展望と短期的対策を包括した各国の温暖化対策を評価する。